キス大好き

9月23日、冷蔵庫の野菜室の中に2週間も置きっ放しにしていたアオイソメを恐々覗いてみると、なんとまだ動いていた。
前回の釣行以来休みの日には大雨だったり台風だったりで釣りに行けなかったので、そのまま放置していたのだ。
さすがスーパー青虫だと感心しつつこれは釣りに出かけねばと思い立って出発した。

潮はちょうど干潮過ぎからの上げ潮となり、沖から入ってくる魚を狙ってみようかとW港に車を走らせた。
まずはポイントRを目指し車を止めると幸運にも誰もいない。
さっさと道具を手にして場所を確保しタックルの準備をする。

ロッドはゼロサムキス、リールはSRCI4、ハリス3.5号のカレイイレグ13号一本針。
アオイソメは思いの外元気で、2匹チョン掛けで外海側に第１投・・が、期待に力を入れすぎて少々しゃくり投げになり、錘が風に向かって見事に回転しながら飛んで行った。
投げ直しも考えたがとりあえずはそのまま着底させると直後に弱い当たり。
これは常連のカラフル君かなと思いながら回収すると、予想どおり15センチほどのトラギスが上がってきた。
幸いにもハリスは絡んでいなかったのでホッとする。

次の投入はわずかに左に向けて投入したが、こちらは着底後の当たりがなかったのでゆっくりと竿でサビく。
3色半ほどの位置でコツコツと前当たりがあり、その後のグイッとした引きに合わせて針がかりさせる。
回収したのはピンクのイトヨリダイ20センチやや小ぶりの魚体だったが、辺りにたむろしている野良猫に気づかれないように丁寧に針を外してキープした。
その後は３投連続でトラギスが続いたのと、漁船が入港してきたのを機に投入方向を内向きに変える。

方向を変えた第一投でブルンッとした当たりが続き、竿先で軽く合わせを入れると針掛りした。
多分キスだろうと予想して回収すると思った通り15センチほどのキスが大針に掛ってきたが、針掛りが浅かったのでこれもリリースした。
次の投入ではまたまたキスらしいアタリがあり回収しようとした途端にガツンッと大アタリが来た。
かなりの大物で竿が大きく曲がるが正体の予想はついているのでリールを巻き続けると、もう少しで抜き上げというところでハリスが切れた。
犯人は50センチほどのエソで、残念ながらのバラシとなった。

その後方向を変えつつ投入してイトヨリ2匹を追加した。
その間エソが5匹ほど釣れたものの30センチもない小型ばかりでリリースを繰り返す。
そろそろ餌の残りが少なくなってきた頃竿先に微妙なアタリが出る。
このアタリは良型の出すアタリに違いないと集中していると、案の定グググッと重いアタリが来たので合わせを入れて針がかりさせる。
途中何度も抵抗する引きを楽しみながら引き上げたのは予想よりちょっと小さい30センチクラスのイトヨリだった。

その後は沈黙が続いたが、回収しようとリールを巻いた途端に飛びついてきた40センチほどのエソをキープ。
最後の餌で根のそばに投入した仕掛けにアラカブ25センチを確保して、餌切れで釣りを終了した。
釣り始めから2時間ほどの釣りではあったがそこそこ楽しむ事ができた。

本日の釣果　イトヨリダイ　20〜30cm 4匹　エソ　40cm 1匹　アラカブ　25cm　1匹


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