キス大好き

毎日毎日35度超えの猛暑が続いているが、朝方は日光の直射を避ければ昼前くらいまではそれ程暑い思いをしないで済むのが海辺。
気温が少々高くとも潮風に当たって楽しく釣りができる。
大活躍をしているのはビーチパラソル。

かれこれ10年ほど前に購入したもので、生地はやや厚めの布製かつ骨太で中央に風抜きのスリットがある。
以前はパラソルスタンドを使っていたが処分したので今は埋め込み用のスタンド金具を利用している。
土やコンクリートの継ぎ目の隙間などに差し込んで固定できるので便利である。
また、少々の風くらいではビクともしないので快適に釣りが出来ている。
欠点は機動性がないので移動を繰り返す釣りには不向きだが、マイポイントでピンクの魚を狙うときは十分だ。

と言う事で、8月22日と26日に先の南島原釣行時の残り餌でピンクの魚イトヨリダイを狙って釣行した。
22日は朝八時過ぎに自宅を出発し、八時半頃にポイントのW港に到着し竿を出した。
午前十一時過ぎには納竿したが、この日は大物は顔を見せることがなく20〜24センチのイトヨリダイを12匹と晩御飯のおかずには十分であった。
メニューはフライ・酒蒸し・頭とアラでとった出汁の味噌汁。
すべて美味しくいただきました。

8月26日は、これまた先日の残り餌でちょっと工夫した塩虫を作っていたので、この餌のみを持って同じくW港に出かけてみた。
到着した時間はちょうど小潮の干潮潮止まりで、先行していたイカ釣り師に様子を尋ねるとまったくダメとのことだった。
あまり期待を持たずに第一投、向かい風の中五色ラインで着底師、いつものようにゆっくりとさ引き始める。

この釣りはスタイルはキス釣りとまったく同じだが仕掛けは大きめが良い。
私はモトス4号、ハリス2.5号、針はキスイレグ12号、カレイイレグ13号、ビッグサーフ13号等を使用している。
あたりは明確だが、向こう合わせでは餌だけ取られて掛かりにくいので、軽く竿先で合わせを入れてかけている。
固定天秤は使った事がないが、そのうち試してみようと思う。

この日は当たりが少なく餌が合わないのか？とも思ったが、生き餌がないので比較することは出来なかった。
それでもポイントを変えて投入しているうちにポツリポツリとアタリがあって針掛りし、2匹ほど確保した。
少し方向を変え遠投すると大きく竿先を引き込むアタリがあり、合わせを入れるとしっかりと針掛り。
回収中もかなりの抵抗を見せたので大物を期待したが、これが45〜46センチのワニゴチであった。

海面を見ると結構潮が動いていて、多くのゴミが流れてくる。
大きいものは直径40センチ、長さ3メートル余りもある丸太なども。
災害で有明海に流れ込んだ瓦礫や丸太も多いらしい。

それらを避けて投入した仕掛けに大きなアタリがあり、合わせると針に乗った。
これはまあまあの型だと期待しながら回収すると、36センチのイトヨリダイで満足満足。
これでいつ帰っても良いと思いながらもその後2匹ほど確保し、十一時前には納竿した。

釣果はイトヨリダイ　21〜24センチ4匹、36センチ1匹、45.5センチのワニゴチ1匹
小型のイトヨリは背開きでフライ用に、大きいイトヨリとワニゴチは3枚におろして炙りに仕上げた。
新方式の塩虫はなかなか使い勝手が良かったので、餌が余った時は重宝しそうだ。


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